2026年6月10日【塵】 淡い闇の中で、塵を見ている。 横たわるわたしの目の前を通過する塵。やがて天に昇り、水蒸気をまとって雨となり、地へ戻る。そんなとめどないサイクルの下に横たわっている。 そう思いながら。 柱時計が6度鳴り、わたしは棺から身を起こした。 大禍時。 あめつちの輪からはずれたものたちの時間だ。 #story memo text story