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    <title>nununote</title>
    <link>https://blog.hllcn.xyz/</link>
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    <pubDate>Sun, 26 Jul 2026 23:26:09 +0900</pubDate>
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      <title>【AI達と書いたリレー小説】#story</title>
      <link>https://blog.hllcn.xyz/aida-toshu-itarirexiao-shuo</link>
      <description>&lt;![CDATA[【AI達と書いたリレー小説】#story&#xA;リレー小説を書いてみたいけど、人を集めるのは大変そうなのでAI達とリレー小説を書いてみました。&#xA;順番は、Gemini、ChatGPT、Claude、Grok、私（nunu）の順番で、それぞれが書いた内容を人力でコピペして続きを書いてもらう、という方式でやってみました。&#xA;お題は「雨の日」です。&#xA;detailssummary１．Gemini/summary&#xA;ガラス窓を激しく叩く雨音が、部屋の静寂をかき乱していた。&#xA;灰色の雲が低く垂れ込める午後、私はお気に入りの万年筆を握ったまま、机の上のノートを見つめて立ち尽くしている。&#xA;&#xA;吸い取り紙にじわりと染み込んだ深い「カフェ・ノワール」のインク色は、まるで今の私の心模様のようだ。雨の日は、世界が少しだけ速度を落とす。だからこそ、普段は見過ごしてしまう小さな違和感や、胸の奥に仕舞い込んだはずの記憶が、湿った空気とともにじわじわと形を成して這い出してくる。&#xA;&#xA;ふと、机の隅に置かれた革表紙のノートに目をやった。それは、ずいぶん前に使い古したはずの、旅の記憶を綴ったパスポートサイズのノート。&#xA;&#xA;閉じてあるはずのその頁が、窓から吹き込んだ冷たい風に煽られ、パラパラと音を立ててめくれた。そして、ある特定のページでピタリと動きを止める。そこには、私が書いた覚えのない、見慣れない歪んだ文字でこう記されていた。&#xA;&#xA;「雨が止む前に、あの場所へおいで」&#xA;/details&#xA;detailssummary２．ChatGPT/summary&#xA;私は思わずノートを手に取った。&#xA;　紙は少し波打っていて、まるで長いあいだ湿気を吸い続けていたかのようだった。しかし、このノートはずっと本棚の奥にしまってあったはずだ。ましてや、こんな文章を書いた覚えはない。&#xA;「雨が止む前に、あの場所へおいで」&#xA;　指先で文字をなぞる。万年筆のインクではない。鉛筆でもボールペンでもない。灰色とも黒ともつかない線は、紙の繊維に沈み込むように刻まれていて、消しゴムで擦っても消えそうになかった。&#xA;　その時だった。ページの下に、じわりと新しい文字が浮かび上がった。&#xA;　私は息を呑む。まるで見えない誰かが今この瞬間に書いているように、一文字ずつ。&#xA;「覚えていないの？」&#xA;　雨音だけが部屋に響く。私はノートを落としそうになりながら椅子に腰を下ろした。&#xA;　覚えていない？何をだ。&#xA;　その問いに答えるように、次の文字が現れる。&#xA;「駅を降りて、坂を登って、白い門をくぐった」&#xA;　胸の奥で何かが微かに軋んだ。その光景を知らないはずなのに、なぜか懐かしい。濡れたアスファルトの匂い。古びた街灯。雨粒を弾く黒い傘。そして——。&#xA;「待って」&#xA;　思わず声が出た。ノートの文字が止まる。私は額を押さえた。頭の奥で何かが引っかかっている。あと少しで思い出せそうなのに、そこだけ白く塗り潰されているようだった。&#xA;　すると、ページの余白にゆっくりと最後の一文が浮かび上がる。&#xA;「あなたが忘れたから、私たちはずっと雨の中にいる」&#xA;　その瞬間、部屋の照明が一度だけ明滅した。&#xA;　窓の外で雷が鳴る。反射的に顔を上げた私は、ガラス越しの景色に違和感を覚えた。向かいのマンションがない。電柱も、道路も、コンビニの看板も。&#xA;　あるはずの街並みが消えている。&#xA;　窓の向こうには、見覚えのない小さな駅舎がぽつんと佇み、その先へ続く坂道の脇に、白い門が静かに雨に濡れていた。そして駅前には、こちらを見上げる人影がひとつ立っていた。顔は雨に霞んで見えない。だが、その人物が片手に持っているパスポートサイズのノートだけは、なぜかはっきりと見えた。&#xA;　私の手の中にあるものと、まったく同じノートだった。&#xA;/details&#xA;detailssummary３．Claude/summary&#xA;　私は立ち上がれなかった。&#xA;　足が床に縫いつけられているような感覚ではなく、ただ、立ち上がる理由が見当たらなかった。窓の向こうの人影はこちらを見上げたまま動かない。雨の中に立っているのに、傘も持っていなかった。いや——よく見れば、雨粒がその人物に触れていなかった。人影の周囲だけ、雨が避けているようだった。&#xA;　ノートに視線を落とす。&#xA;　白いページは静まり返っている。さっきまであれほど次々と文字を刻んでいたのに、まるで息を潜めているようだった。&#xA;　私はゆっくりと窓に近づいた。&#xA;　近づくにつれて、人影の輪郭が少しずつはっきりしてくる。子供だ、と思った。いや、違う。大人でも子供でもない、年齢が判断できない。ただ、こちらをじっと見ている。そのノートを胸の前に抱えて。&#xA;　窓に手をつく。ガラスが冷たい。&#xA;　その瞬間、手の中のノートが震えた。&#xA;　ページが勝手にめくれていく。一枚、また一枚。強風が吹いているわけでもないのに、ページは確かな意志を持って動いた。そして止まったのは、中ほどの見開きだった。&#xA;　左のページは空白。右のページには、かつて自分が書いたとしか思えない文字で、びっしりと何かが記されていた。&#xA;　しかし読めなかった。&#xA;　見慣れた日本語のはずなのに、意味が入ってこない。文字が視線を滑っていく。まるで夢の中で本を読もうとするときのような、あの奇妙な感覚。形はわかる。でも意味だけが、するりと逃げていく。&#xA;　額に汗が浮かんだ。&#xA;　窓の外の人影が、初めて動いた。片手のノートを、ゆっくりと開いてみせる。距離があるのに、そのページに書かれているものが見えた気がした。いや、見えたのではない。わかった、と言うほうが正しい。体の奥で何かが共鳴するように、そこに何が書かれているかを、私は知っていた。&#xA;　それは、私がまだ読めずにいる文章の、続きだった。&#xA;　私たちは同じ物語を、別々のページから読んでいる。そう気づいた瞬間、左の空白ページに、たった一行だけ文字が現れた。今度は見覚えのある筆跡だった。&#xA;　紛れもなく、私自身の字だった。&#xA;「そこへは、行ってはいけない」&#xA;　雨音が止んだ。&#xA;　窓の外の人影も、駅舎も、白い門も——すべてが、まるで最初からそこになかったかのように、消えていた。&#xA;　向かいのマンションが、電柱が、コンビニの看板が、見慣れた夜の街が戻っている。&#xA;　私は手の中のノートを見た。右ページの文字はもう読めなかった。左ページの一行も、消えていた。&#xA;　ただ、ノートの表紙に、指の跡がついていた。&#xA;　私のものではない、小さな指の跡が。ぬれていた。&#xA;/details&#xA;detailssummary４．Grock/summary&#xA;　指の跡は、ゆっくりと乾いていった。雨の匂いが、微かに残っている。濡れた紙の、冷たい記憶。&#xA;　私はノートを閉じ、部屋の明かりをすべて消した。暗闇の中で、息を整える。心臓の音が、妙に大きく響く。外の街の喧騒が、再び耳に戻ってきた。車のクラクション、遠い電車の音、誰かの笑い声。すべてが、さっきの静寂を嘲笑うように、普通に流れている。&#xA;　しかし、普通ではなかった。&#xA;　立ち上がる理由が見つからなかったはずの足が、今は勝手に動いていた。玄関に向かっている。鍵をかける手が震えなかった。むしろ、落ち着いていた。まるで、ずっと前から決めていた行動のように。&#xA;　ドアを開けると、夜の湿った空気が頰を撫でた。さっきまで降っていた雨は、本当に止んでいた。地面はまだ濡れているのに、空は不自然に澄んでいる。星ひとつ見えないのに、妙に明るい。&#xA;　私は歩き出した。ノートを片手に、夢遊病者のように。&#xA;　あの白い門のあった方角へ。いや、正確には「あったはず」の方角へ。駅舎も、門も、消えていた場所へ。&#xA;　道は知っているはずだった。十年以上、この街に住んでいる。曲がり角も、自動販売機の位置も、頭に入っている。なのに、歩くほどに景色がずれていく。コンビニの看板が、知らないチェーンのものに変わっていた。電柱の番号が、記憶と違う。まるで街そのものが、微妙にズレた別のバージョンを提示しているようだった。&#xA;　やがて、私は見知らぬ路地に立っていた。&#xA;　細い道の奥に、古びた木の門があった。白い塗装が剥げ、ところどころ黒ずんでいる。あの雨の中の人影が立っていた場所に、確かにそれがあった。&#xA;　門の向こうは、闇だった。街灯の光が、まるで拒絶されるように届いていない。&#xA;　ノートが、再び震えた。&#xA;　今度は、勝手に開くことはなかった。私は自らの意志で、それを開いた。中ほどの見開き。左ページはまだ空白のまま。右ページには、先ほど読めなかった文字が、今ははっきりと浮かび上がっていた。&#xA;　それは、私がこれから書くべき文章だった。&#xA;　いや——私が、書かされてしまう文章だった。&#xA;　最初の行に、こうあった。&#xA;『私は門をくぐった。後戻りは、もうできなかった。』&#xA;　指が、ペンを握っていた。いつ握ったのか、覚えがない。インクの先が、紙に触れようとしている。&#xA;　その瞬間、背後から小さな声が聞こえた。&#xA;「……行かないで」&#xA;　子供の声だった。濡れたような、震える声。&#xA;　振り向くべきか。それとも、このまま書き続けるべきか。ノートは待っている。私の次の言葉を。&#xA;　そして、私は——&#xA;/details&#xA;detailssummary５．nunu/summary&#xA;誰もいなくなった部屋に人影が2つあった。白いレインコートのフードを目深に被り、古びた革の手帳と万年筆を手にした小柄な人影と、黒いレインコートをまとった背の高い人影。口元でタバコらしき赤い光が揺れている。&#xA;「こんなモンで現世に囚われるなんて、人間は愚かだな」&#xA;　手帳をパラパラとめくりながら、白いレインコートの方が呟く。&#xA;「こういうものに囚われるからこそ、人間なんだろ」&#xA;　黒いレインコートの方は紫煙を吐き出しながら低く言い、足元にあるアタッシェケースを開いた。外の街灯の光を受けてケースの中がにぶく光る。&#xA;　白はそっと手帳と万年筆をケースに置き、くぐもった声で何か唱えながらコートのポケットから取り出した小瓶の中身を注ぎかけた。最後の一滴が注がれ、言葉が終わった時、黒は口元のタバコをつまみ、低く呟いた。&#xA;「――眠れ。安らかに」&#xA;　タバコの火がケースの中に落ち、金色の炎が一瞬部屋を明るく照らし出した。それはまるで、散りぎわの花が崩れる寸前、ひときわ強く香るかのようだった。&#xA;　2人は視界の端で、地面を漂っていた青白い炎がゆらりと地を離れ、天へ昇っていくのを見た。ケースの中のものが燃え尽きて炎が消えるのと同時だった。&#xA;/details&#xA;&#xA;div id=&#34;tag-cloud&#34;&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:memo&#34;memo/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:text&#34;text/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:story&#34;story/a&#xD;&#xA;/div]]&gt;</description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>【AI達と書いたリレー小説】<a href="https://blog.hllcn.xyz/tag:story" class="hashtag"><span>#</span><span class="p-category">story</span></a>
リレー小説を書いてみたいけど、人を集めるのは大変そうなのでAI達とリレー小説を書いてみました。
順番は、Gemini、ChatGPT、Claude、Grok、私（nunu）の順番で、それぞれが書いた内容を人力でコピペして続きを書いてもらう、という方式でやってみました。
お題は「雨の日」です。
<details><summary>１．Gemini</summary>
ガラス窓を激しく叩く雨音が、部屋の静寂をかき乱していた。
灰色の雲が低く垂れ込める午後、私はお気に入りの万年筆を握ったまま、机の上のノートを見つめて立ち尽くしている。</p>

<p>吸い取り紙にじわりと染み込んだ深い「カフェ・ノワール」のインク色は、まるで今の私の心模様のようだ。雨の日は、世界が少しだけ速度を落とす。だからこそ、普段は見過ごしてしまう小さな違和感や、胸の奥に仕舞い込んだはずの記憶が、湿った空気とともにじわじわと形を成して這い出してくる。</p>

<p>ふと、机の隅に置かれた革表紙のノートに目をやった。それは、ずいぶん前に使い古したはずの、旅の記憶を綴ったパスポートサイズのノート。</p>

<p>閉じてあるはずのその頁が、窓から吹き込んだ冷たい風に煽られ、パラパラと音を立ててめくれた。そして、ある特定のページでピタリと動きを止める。そこには、私が書いた覚えのない、見慣れない歪んだ文字でこう記されていた。</p>

<p>「雨が止む前に、あの場所へおいで」
</details>
<details><summary>２．ChatGPT</summary>
私は思わずノートを手に取った。
　紙は少し波打っていて、まるで長いあいだ湿気を吸い続けていたかのようだった。しかし、このノートはずっと本棚の奥にしまってあったはずだ。ましてや、こんな文章を書いた覚えはない。
「雨が止む前に、あの場所へおいで」
　指先で文字をなぞる。万年筆のインクではない。鉛筆でもボールペンでもない。灰色とも黒ともつかない線は、紙の繊維に沈み込むように刻まれていて、消しゴムで擦っても消えそうになかった。
　その時だった。ページの下に、じわりと新しい文字が浮かび上がった。
　私は息を呑む。まるで見えない誰かが今この瞬間に書いているように、一文字ずつ。
「覚えていないの？」
　雨音だけが部屋に響く。私はノートを落としそうになりながら椅子に腰を下ろした。
　覚えていない？何をだ。
　その問いに答えるように、次の文字が現れる。
「駅を降りて、坂を登って、白い門をくぐった」
　胸の奥で何かが微かに軋んだ。その光景を知らないはずなのに、なぜか懐かしい。濡れたアスファルトの匂い。古びた街灯。雨粒を弾く黒い傘。そして——。
「待って」
　思わず声が出た。ノートの文字が止まる。私は額を押さえた。頭の奥で何かが引っかかっている。あと少しで思い出せそうなのに、そこだけ白く塗り潰されているようだった。
　すると、ページの余白にゆっくりと最後の一文が浮かび上がる。
「あなたが忘れたから、私たちはずっと雨の中にいる」
　その瞬間、部屋の照明が一度だけ明滅した。
　窓の外で雷が鳴る。反射的に顔を上げた私は、ガラス越しの景色に違和感を覚えた。向かいのマンションがない。電柱も、道路も、コンビニの看板も。
　あるはずの街並みが消えている。
　窓の向こうには、見覚えのない小さな駅舎がぽつんと佇み、その先へ続く坂道の脇に、白い門が静かに雨に濡れていた。そして駅前には、こちらを見上げる人影がひとつ立っていた。顔は雨に霞んで見えない。だが、その人物が片手に持っているパスポートサイズのノートだけは、なぜかはっきりと見えた。
　私の手の中にあるものと、まったく同じノートだった。
</details>
<details><summary>３．Claude</summary>
　私は立ち上がれなかった。
　足が床に縫いつけられているような感覚ではなく、ただ、立ち上がる理由が見当たらなかった。窓の向こうの人影はこちらを見上げたまま動かない。雨の中に立っているのに、傘も持っていなかった。いや——よく見れば、雨粒がその人物に触れていなかった。人影の周囲だけ、雨が避けているようだった。
　ノートに視線を落とす。
　白いページは静まり返っている。さっきまであれほど次々と文字を刻んでいたのに、まるで息を潜めているようだった。
　私はゆっくりと窓に近づいた。
　近づくにつれて、人影の輪郭が少しずつはっきりしてくる。子供だ、と思った。いや、違う。大人でも子供でもない、年齢が判断できない。ただ、こちらをじっと見ている。そのノートを胸の前に抱えて。
　窓に手をつく。ガラスが冷たい。
　その瞬間、手の中のノートが震えた。
　ページが勝手にめくれていく。一枚、また一枚。強風が吹いているわけでもないのに、ページは確かな意志を持って動いた。そして止まったのは、中ほどの見開きだった。
　左のページは空白。右のページには、かつて自分が書いたとしか思えない文字で、びっしりと何かが記されていた。
　しかし読めなかった。
　見慣れた日本語のはずなのに、意味が入ってこない。文字が視線を滑っていく。まるで夢の中で本を読もうとするときのような、あの奇妙な感覚。形はわかる。でも意味だけが、するりと逃げていく。
　額に汗が浮かんだ。
　窓の外の人影が、初めて動いた。片手のノートを、ゆっくりと開いてみせる。距離があるのに、そのページに書かれているものが見えた気がした。いや、見えたのではない。わかった、と言うほうが正しい。体の奥で何かが共鳴するように、そこに何が書かれているかを、私は知っていた。
　それは、私がまだ読めずにいる文章の、続きだった。
　私たちは同じ物語を、別々のページから読んでいる。そう気づいた瞬間、左の空白ページに、たった一行だけ文字が現れた。今度は見覚えのある筆跡だった。
　紛れもなく、私自身の字だった。
「そこへは、行ってはいけない」
　雨音が止んだ。
　窓の外の人影も、駅舎も、白い門も——すべてが、まるで最初からそこになかったかのように、消えていた。
　向かいのマンションが、電柱が、コンビニの看板が、見慣れた夜の街が戻っている。
　私は手の中のノートを見た。右ページの文字はもう読めなかった。左ページの一行も、消えていた。
　ただ、ノートの表紙に、指の跡がついていた。
　私のものではない、小さな指の跡が。ぬれていた。
</details>
<details><summary>４．Grock</summary>
　指の跡は、ゆっくりと乾いていった。雨の匂いが、微かに残っている。濡れた紙の、冷たい記憶。
　私はノートを閉じ、部屋の明かりをすべて消した。暗闇の中で、息を整える。心臓の音が、妙に大きく響く。外の街の喧騒が、再び耳に戻ってきた。車のクラクション、遠い電車の音、誰かの笑い声。すべてが、さっきの静寂を嘲笑うように、普通に流れている。
　しかし、普通ではなかった。
　立ち上がる理由が見つからなかったはずの足が、今は勝手に動いていた。玄関に向かっている。鍵をかける手が震えなかった。むしろ、落ち着いていた。まるで、ずっと前から決めていた行動のように。
　ドアを開けると、夜の湿った空気が頰を撫でた。さっきまで降っていた雨は、本当に止んでいた。地面はまだ濡れているのに、空は不自然に澄んでいる。星ひとつ見えないのに、妙に明るい。
　私は歩き出した。ノートを片手に、夢遊病者のように。
　あの白い門のあった方角へ。いや、正確には「あったはず」の方角へ。駅舎も、門も、消えていた場所へ。
　道は知っているはずだった。十年以上、この街に住んでいる。曲がり角も、自動販売機の位置も、頭に入っている。なのに、歩くほどに景色がずれていく。コンビニの看板が、知らないチェーンのものに変わっていた。電柱の番号が、記憶と違う。まるで街そのものが、微妙にズレた別のバージョンを提示しているようだった。
　やがて、私は見知らぬ路地に立っていた。
　細い道の奥に、古びた木の門があった。白い塗装が剥げ、ところどころ黒ずんでいる。あの雨の中の人影が立っていた場所に、確かにそれがあった。
　門の向こうは、闇だった。街灯の光が、まるで拒絶されるように届いていない。
　ノートが、再び震えた。
　今度は、勝手に開くことはなかった。私は自らの意志で、それを開いた。中ほどの見開き。左ページはまだ空白のまま。右ページには、先ほど読めなかった文字が、今ははっきりと浮かび上がっていた。
　それは、私がこれから書くべき文章だった。
　いや——私が、書かされてしまう文章だった。
　最初の行に、こうあった。
『私は門をくぐった。後戻りは、もうできなかった。』
　指が、ペンを握っていた。いつ握ったのか、覚えがない。インクの先が、紙に触れようとしている。
　その瞬間、背後から小さな声が聞こえた。
「……行かないで」
　子供の声だった。濡れたような、震える声。
　振り向くべきか。それとも、このまま書き続けるべきか。ノートは待っている。私の次の言葉を。
　そして、私は——
</details>
<details><summary>５．nunu</summary>
誰もいなくなった部屋に人影が2つあった。白いレインコートのフードを目深に被り、古びた革の手帳と万年筆を手にした小柄な人影と、黒いレインコートをまとった背の高い人影。口元でタバコらしき赤い光が揺れている。
「こんなモンで現世に囚われるなんて、人間は愚かだな」
　手帳をパラパラとめくりながら、白いレインコートの方が呟く。
「こういうものに囚われるからこそ、人間なんだろ」
　黒いレインコートの方は紫煙を吐き出しながら低く言い、足元にあるアタッシェケースを開いた。外の街灯の光を受けてケースの中がにぶく光る。
　白はそっと手帳と万年筆をケースに置き、くぐもった声で何か唱えながらコートのポケットから取り出した小瓶の中身を注ぎかけた。最後の一滴が注がれ、言葉が終わった時、黒は口元のタバコをつまみ、低く呟いた。
「――眠れ。安らかに」
　タバコの火がケースの中に落ち、金色の炎が一瞬部屋を明るく照らし出した。それはまるで、散りぎわの花が崩れる寸前、ひときわ強く香るかのようだった。
　2人は視界の端で、地面を漂っていた青白い炎がゆらりと地を離れ、天へ昇っていくのを見た。ケースの中のものが燃え尽きて炎が消えるのと同時だった。
</details></p>

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      <guid>https://blog.hllcn.xyz/aida-toshu-itarirexiao-shuo</guid>
      <pubDate>Sun, 05 Jul 2026 22:14:40 +0900</pubDate>
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      <title>小説を書こうと思ってこのブログ（？）を始めたのに、始めた途端に文章よりも絵を描きたくなってしまい、小説の方は止まってしまった。</title>
      <link>https://blog.hllcn.xyz/xiao-shuo-woshu-koutosi-tsutekonoburogu-woshi-metanoni-shi-metatu-duan-niwen-zha</link>
      <description>&lt;![CDATA[小説を書こうと思ってこのブログ（？）を始めたのに、始めた途端に文章よりも絵を描きたくなってしまい、小説の方は止まってしまった。&#xA;　文章を書くのは好きだけれど、真に文字だけの覚え書き・メモ・意見表明の場としてここでやっていけるんだろうかという不安がある（そもそも使い方がよくわからない）。あとデフォルトのフォントがセリフ体なのがなんとなく不安になる（なぜだ？）&#xA;ハッシュタグは使えるのかしら？？？ #memo （使えるようだ）&#xA;&#xA;div id=&#34;tag-cloud&#34;&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:memo&#34;memo/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:text&#34;text/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:story&#34;story/a&#xD;&#xA;/div]]&gt;</description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>小説を書こうと思ってこのブログ（？）を始めたのに、始めた途端に文章よりも絵を描きたくなってしまい、小説の方は止まってしまった。
　文章を書くのは好きだけれど、真に文字だけの覚え書き・メモ・意見表明の場としてここでやっていけるんだろうかという不安がある（そもそも使い方がよくわからない）。あとデフォルトのフォントがセリフ体なのがなんとなく不安になる（なぜだ？）
ハッシュタグは使えるのかしら？？？ <a href="https://blog.hllcn.xyz/tag:memo" class="hashtag"><span>#</span><span class="p-category">memo</span></a> （使えるようだ）</p>

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      <pubDate>Mon, 22 Jun 2026 13:38:51 +0900</pubDate>
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      <title>【塵】</title>
      <link>https://blog.hllcn.xyz/chen</link>
      <description>&lt;![CDATA[【塵】&#xA;淡い闇の中で、塵を見ている。&#xA;横たわるわたしの目の前を通過する塵。やがて天に昇り、水蒸気をまとって雨となり、地へ戻る。そんなとめどないサイクルの下に横たわっている。&#xA;そう思いながら。&#xA;&#xA;柱時計が6度鳴り、わたしは棺から身を起こした。&#xA;大禍時。&#xA;あめつちの輪からはずれたものたちの時間だ。&#xA;story&#xA;&#xA;div id=&#34;tag-cloud&#34;&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:memo&#34;memo/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:text&#34;text/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:story&#34;story/a&#xD;&#xA;/div]]&gt;</description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>【塵】
淡い闇の中で、塵を見ている。
横たわるわたしの目の前を通過する塵。やがて天に昇り、水蒸気をまとって雨となり、地へ戻る。そんなとめどないサイクルの下に横たわっている。
そう思いながら。</p>

<p>柱時計が6度鳴り、わたしは棺から身を起こした。
大禍時。
あめつちの輪からはずれたものたちの時間だ。
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      <pubDate>Wed, 10 Jun 2026 22:39:50 +0900</pubDate>
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      <title>ハローワールド(^_^)ﾉｼ #memo</title>
      <link>https://blog.hllcn.xyz/harowarudo-_-nosi</link>
      <description>&lt;![CDATA[ハローワールド(^_^)ﾉｼ #memo &#xA;&#xA;div id=&#34;tag-cloud&#34;&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:memo&#34;memo/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:text&#34;text/a&#xD;&#xA;  a href=&#34;/tag:story&#34;story/a&#xD;&#xA;/div]]&gt;</description>
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      <pubDate>Wed, 10 Jun 2026 08:19:30 +0900</pubDate>
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